コメント 【立民】辻元清美さん「同性婚に強硬に反対してるのって一部の人たちだけですよ。安倍さんたちだけでしょ」
辻元清美さんに訊く。政治はLGBTQ+をめぐる状況をどう変えていけるのか?
──辻元さんは、これまでLGBTQ+の差別禁止法や、障害者差別禁止法の成立、夫婦別姓の問題についても取り組んできました。LGBTQ+の問題は、人権や差別についてのひろい問題のなかの1つ、と捉えているということでしょうか。
辻元:そうですね。だけど、ほかの問題より、もっと根元的だと思うんですよ。自分の性同一性をどう認識するか、あるいは、誰を好きになるかっていうのは自分の問題だから。誰が誰を好きになるか、愛するか、結婚するかは個人の自由であって、法律で“これはいい、これは悪い”と決めるような話じゃないでしょう。
──6月20日に大阪地裁で同性婚についての判決がありました。札幌地裁の判決では同性婚ができないのは「違憲」とされたのに、大阪では「同性婚が認められないのは合憲である」という残念な判決でした。ただ、同性婚については実現に向かって少しずつ進んでいる気はします。
辻元:憲法24条に、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」とあるから、「同性」では結婚はできない、と言う人がいます。この表現については「両者の合意」とするのが一番いいんでしょうけど、でも「両性」というのは別に男性と女性に限らず、男性と男性でも、女性と女性でも両性だ、という解釈だってできるわけです。
──あるいは、「両性」というのが男性と女性だとしても、この憲法で規定しているのは両性婚であって、同性婚については言及されておらず、もちろん禁止もされていない、という考え方もあります。
辻元:そうですね。憲法が作られた当時は、同性の結婚については想定されていませんでした。ただ、わざわざ「両性の合意のみ」と書いたのは、女性を守るためだったという歴史的な経緯ははっきりしています。過去に家制度のもと、家長の意志で無理やり結婚させられる女性がいたから、そういうことをなくそうという意図ですね。だから、「同性で結婚しちゃダメ」なんてどこにも書いていない。
──保守派の人たちが、とにかく難癖をつけて同性婚を阻止しようとしているだけ、という感じがします。
辻元:ほんとうにね。私は、じつは自由民主党でも、同性婚に賛成の人のほうが多いんじゃないかって思うんですよ。一部の人たちだけですよ、強硬に反対してるの。安倍(晋三)さんたちだけでしょ。
──同性婚に反対する合理的な理由って思いつかないですよね。復古主義的な考え方をもつ支持団体の顔色を見ているだけなんでしょうね。
辻元:だってね、“結婚の平等”が実現して誰か不幸になる? そう、私は「同性婚」という言葉より「結婚の平等」という言い方が好きなんですよ。だって、同性婚というと、何かそうした特殊なものがあって、特別に認めてあげる、みたいなニュアンスになるでしょう。そうじゃなくて、すべての人に平等に結婚の権利を、というのが本来あるべき姿だと思うんです。男性と女性でもいいし、男性と男性でも、女性と女性でもいいし、すべての人に結婚の自由を、というくくりで考えていきたいんです。それでね、結婚の平等が実現しても誰も不幸にならないんですよ。幸せになる人が増えるだけです。
全文はソースにて
[2022.6.26]
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220625-kiyomi-tsujimoto
「安倍政治との戦いに勝つ!」
なにこれ
いつの話なんだよ
キッシーの名前あげてもあまり取り上げてくれないからかと……
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