コメント 千葉県知事「明石市長はインフラ整備など経済産業施策の予算を削減し、子育て支援に回しています。負の側面が見えてくるのは10年後20年後でしょう」
熊谷 俊人
おはようございます。明石市長が暴言で今期限りで退任されるとのこと。
養育費を受け取れていない方にかわって市が本来支払うべき人に催促し、それでも支払われない場合に市が立て替える制度など、私も参考にしたこともありますし、千葉市のパートナーシップ制度について泉市長自らが千葉市に視察されるなど、情熱的で行動的な市長だっただけに大変残念です。
政治家の出処進退は自身で決めることなので私からはこれ以上は申し上げられませんが、業績への高い評価をもって言動等を擁護する向きは違うと思います。二元代表制の一翼を担う議会・議員への度を越した発言や議会が反対したものを専決処分で通そうとした手法は容認されるものではありません。
国葬や安倍政権に丁寧なプロセスがなく強引だったと否定する方が泉市長の言動は擁護するのはダブルスタンダードではないかとも感じます。
私も14年首長をしていますので、自身の思い切った政策を時には制約する議会を首長が煩わしく思う気持ちは分からなくはありませんが、首長の権限は強く、暴走や独善化を防ぐ仕組みが必要です。首長の行動を監視し、少数の意見も含めて反映する議会は民主制の国家における地方自治において必要不可欠な存在と言えます。 (略
なお、明石市長の主に子育て支援に特化した施策について評価が高いのですが、これらの施策は毎年莫大な予算を必要とするものであり、予算を振り向ければ基本的に実現できる施策でもあります。
ということは工夫ではなく財源配分の話であり、これだけの財源を子育て支援に振り向ければ、当然その金額分、マイナスとなった分野があるわけです。マスコミはこの部分をあまり報道しません。
泉市長は、インフラ整備など経済産業施策の予算を削減し、子育て支援に回しています。これは短期的にはマイナス面が見えませんが、中長期的には成長の種を失うことになります。負の側面が見えてくるのは10年後20年後でしょう。(以下略
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熊谷知事の言葉。
— ばりすた☕️脳神経内科医 (@bar1star) October 15, 2022
明石市長の件について"有能さとパワハラの表裏一体性"のような次元に留まらず、
・政治家の言動について
・子育て支援の一方でガッツリインフラ整備の予算を削ったこと
・政策をどれくらいのスパンで評価すべきか
これらをとてもバランス良くまとめていて、なるほどと思った。 pic.twitter.com/XNGPAVPhKX
とはいえホントに削っていいところだったのか
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