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元UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所代表、NHKの「フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」を全面批判 浜田議員「批判内容はいずれも重要、国会で取り上げる予定」






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滝澤三郎 Saburo Takizawa@TakizawaSaburo3

NHK – ETV特集「川口クルド問題」(4月5日放送)

昨夜、NHK Eテレで『フェイクとリアル:川口クルド人問題の真相』という番組が放映された。

この番組では、これまで「リベラルメディア」が繰り返してきたストーリー――すなわち、「トルコで迫害されたクルド人が日本に逃れたが、難民認定されず、今はヘイトの被害者となっている」という構図――が再び提示されている。だが、この2年間で明らかになった事実(=リアル)を、番組は取り上げていない。

第一に、番組はトルコ現地の実地調査を行っていない。NHKはイスタンブールに支局を持ち、ガジアンテップなど東部クルド地域への取材も可能なはずだ。それでも取材を避けたのは、現地で「迫害」はほぼ存在せず(社会的差別はある)、日本に来ているクルド人申請者の多くが「経済移民」であるという“不都合な真実”が明らかになってしまうからだろう。英米諸国の難民出身国分析レポートを読むだけでも、クルド人の難民性の低さは明白だ。

第二に、「川口クルド人問題」の背景にある法制度の欠陥が語られていない。かつての入管法制度は、①トルコ国籍者のビザ免除、②2018年までの難民申請による就労可能性、③申請の繰り返し容認、④不認定でも送還不能――という構造的欠陥を抱えていた。この制度の隙間を突いてクルド人が川口周辺に集住し、就労・出産・地域定着が進んだ結果、今や「仮放免者」の送還も速やかに進まず、地元住民の不満が蓄積している。

第三に、当事者や支援団体の証言を無批判に引用し、社会的摩擦に目を向けていない。番組は、クルド人が常に「迫害される側」であるというイメージを強化する一方で、一部クルド人による地域でのルール逸脱や安全面での懸念といった問題に触れていない。こうした点こそ、地域社会における「摩擦」の実態であり、真の共生を考える上で無視できないリアルな現実だ。

そして最後に、「ヘイトを止めよう」「共生社会を作ろう」といったメッセージの背後に、条例制定の主張をにじませる構成になっている。しかし、「角度のついた」こうした番組では、問題の構造的な解決には至らない。

「川口クルド人問題」の実効的解決は、ヘイト条例ではなく、改正入管法の適切な運用――とりわけ3回以上の申請者や犯罪者の送還措置の着実な執行――にかかっている。実際、総理や法務大臣も国会で早期解決への意思を示している。今回の客観性を欠く番組の政策的インパクトはなく、数年内にはこの問題も一定の収束を見ることになるだろう。

#川口クルド#クルド難民#ヘイト

午後0:21 · 2025年4月6日





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